小・中・高校生に!家で出来る投球・打撃力向上トレーニングはジャンプだ!

野球の現場で耳にたこができるほど言われる
「下半身を使え!」というアドバイス。
皆さんも一度は言われたり、
指導したりした経験があるのではないでしょうか?

●下半身を使えと言われてもどうやって?
●投球や打撃に活かす方法を知りたい
●器具無しで家で出来るトレーニング方法を知りたい

こういったご要望にお応えします!
逆に、このメカニズムはスポーツ科学では
既に常識になりつつあります。
最新のトレーニングをしている小学生、
中学生、高校生は珍しくありません。
そんな子たちに先を越されないためにも
しっかり理解し実行しましょう!

近年のスポーツ科学やバイオメカニクスの研究により、
下半身のパワー(ジャンプ力など)が
球速やスイングスピードに直結する
ことが明確に証明されています。

今回は、球速アップや打力向上、
そしてプロのスカウティング基準に関する
4つの有名な論文をもとに、
野球における下半身パワーの重要性を紐解いていきます。


■【ピッチング編】球速アップの鍵は「ジャンプ力」と「地面反力」

まずは投手にとって永遠のテーマである
「球速」と下半身の関係です。

◎垂直跳び・立ち幅跳びの成績が良いほど球が速い

大学生野球選手を対象にした研究
(Lehmanら, 2013)では、
垂直跳びや立ち幅跳びなどのフィールドテストの結果と、
実際の球速との関係を調査しました。
その結果、下半身のパワー出力が高い選手ほど、
球速と強い正の相関関係がある
ことが分かりました。
つまり、
「高く跳べる・遠くへ跳べる投手ほど、速い球を投げられる」
ということです。

◎なぜジャンプ力が球速に繋がるのか?(地面反力の秘密)

この理由をバイオメカニクスの視点から説明しているのが、
MacWilliamsら(1998)の古典的かつ有名な研究です。

ピッチングにおいて
最速のボールを投げるためには、
以下の2つの力が不可欠です。

★軸足の力強い「蹴り」
(推進力を生む)

★踏み出し脚の強烈な「ブレーキ」
(並進運動を回転運動に変換する)

これらは地面反力と呼ばれ、
地面を強く蹴ることで返ってくる力を利用しています。
下半身のパワー(ジャンプ力)がある選手は、
この地面反力を最大限に生み出し、
指先へと伝えることができるため、
結果的に球速が上がるのです。
決して腕や指先に力を入れている訳では無いんです。

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Correlation of throwing velocity to the results of lower-body field tests in male college baseball players – PubMedBaseball-specific athleticism, potential, and performance havpubmed.ncbi.nlm.nih.gov

Correlation of Throwing Velocity to the Results of Lower-Body Field Tests in Male College Baseball Players.

Journal of Strength and Conditioning Research, 27(4), 902-908.

Characteristic ground-reaction forces in baseball pitching – PubMedOverhand throwing requires contributions from and interactionpubmed.ncbi.nlm.nih.gov


■【バッティング編】スイングスピードも下半身から生まれる

下半身の力は、バッターにとっても非常に重要です。
手打ちでは強い打球が飛ばないことも科学的に裏付けられています。

◎回旋運動と下半身パワーがスイングを加速させる

高校生野球選手を対象に12週間にわたる
メディシンボール・トレーニングの効果を検証した研究
(Szymanskiら, 2007)があります。

この研究では、
メディシンボールを使った回旋運動のトレーニングに加え、
立ち幅跳びなどの下半身のパワーの数値が向上した選手は、
バットスイングの速度も直接的に向上している
ことが確認されました。
強いスイングは腕の力だけで生み出されるのではなく、
下半身から生み出されたパワーを
体幹の回旋を通じてバットに伝えることで実現します。

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■プロの世界でも「下半身」で階級が決まる

最後に、プロ野球の厳しい世界における評価軸を見てみましょう。

◎上のリーグへ行く選手は「ジャンプ」と「スプリント」が優れている

Hoffmanら(2009)の研究では、
プロ野球選手の身体能力テストの結果を分析しました。

その結果、
垂直跳びやスプリント(短距離走)といった
下半身のパワー指標が、
選手が所属するリーグのレベル(階層)の高さと明確に相関している
ことが報告されています。
つまり、メジャーリーグに近いトップレベルの選手ほど、純粋な下半身の出力(高く跳ぶ、速く走る能力)に優れているということです!
プロのスカウトが選手の身体能力を測る際にも、
こうした下半身の指標は大きな意味を持っています。


■どんなトレーニング方法が良い?(動画実技編)

◎垂直跳び

ポジションに関係無く全員が必須で
取り入れたいのが「垂直飛び」です!
小学生や中学生であれば
道具は無しでまずは自重で実施しましょう。

腰幅~腰幅より1歩広めで歩幅を設定し
ただただ真上に全力で飛ぶ!

これだけ!
いつでもどこでも出来る!
理想はどこまで飛べたかを記録に付けたいですね。

MOV_3437~3.mp4

9.67 MB

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◎アンクルホップ&ラテラルジャンプ

床と足裏が地面に着いている時間を短く、
かつ足関節(足首)をロック、
かつ膝もロック(膝吸収しない)。

「早く床から離れる」
という事だけを考えて
短い助走で高く連続で飛ぶ事は
やってみると意外と難しいんですよね(>_<)

MOV_3438~2.mp4

6.14 MB

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◎サイドステップジャンプ

ピッチャー陣にお勧めの
横方向へのジャンプです。

片足で踏み切り、
真横に最大限遠くへ飛ぶ事。
その際に、上体が進行方向へ向かない事も非常に重要です。
ピッチャーの並進運動を身に着ける練習にもなります。

MOV_3441~3.mp4

10.4 MB

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◎立ち幅跳び

説明不要だと思います。
小学校で実施するあの立幅飛びです。
最大限遠くに飛ぶ!

もしスペース的に可能であれば
3回連続の立ち幅跳び(三段跳び)まで出来ると最高です。

同じく距離を日々管理しておくと良いでしょう!


■まとめ:野球選手がやるべきこと

これら4つの論文から導き出される結論は非常にシンプルです。

・球速を上げたい
・スイングを速くしたい
・上のレベルで野球がしたい
と思うなら下半身の爆発的なパワーを鍛えましょう。

★垂直跳びや立ち幅跳びで「地面を強く蹴る力」を養う
短距離ダッシュで瞬発力を高める
メディシンボール投げなどで、下半身の力を上半身に伝える連動性を磨く

日々の素振りや投げ込みなどの
技術練習はもちろん大切ですが、
その土台となるエンジン(下半身のパワー)を
大きくするフィジカルトレーニングが、
パフォーマンス向上のカギになります!

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■学生向けオンラインサポート

●部活で忙しい。
●家で出来るケアを知りたい。
●家で出来るパフォーマンス向上トレーニングを知りたい
●何を食べれば良いか知りたい
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(小学校5年生~高校生まで)

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