健康意識が高い方こそ痛風に注意!

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出張トレーナーの菅谷智紀です!

あなたは痛風を知っていますか?

痛風の原因はプリン体を摂り過ぎる事。
で、そのプリン体を多く含むのが
「ビール」!
そんなイメージを持っていませんか?

この記事を読むと
今あなたが持っているプリン体と痛風の
認識が変わります!

そう。
健康だと思って取り組んでいた事が
実は逆効果だったり。。。

目次

  1. ■健康意識が高い人こそ痛風リスクが高い
  2. ■プリン体のリスク
  3. ◎高尿酸血症
  4. ◎痛風
  5. ◎腎結石
  6. ◎腎機能の低下
  7. ◎心血管疾患のリスク増加
  8. ■プリン体と痛風の関係
  9. ◎プリン体の摂取目安量
  10. ■プリン体と食材

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■健康意識が高い人こそ痛風リスクが高い

いきなり衝撃のテーマですが、
健康意識が高い人こそ痛風のリスクが上がるかもしれません(*_*;

健康寿命を延ばす為や
ダイエットの為に良いとされる食材を
積極的に食べる方、
体づくりの為やダイエットの為に
筋トレをしている方、
意外にもこういった方こそ痛風リスクが高いんです。
特にハードなトレーニングを高頻度で行い、
筋肉を付けるためにと
タンパク質をガンガン摂取する。
そんな方が一番危ないかもしれません。

その理由は下記で👇


■プリン体のリスク

まずプリン体過剰摂取のリスクは
下記の様なものがあります。

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◎高尿酸血症

プリン体が体内で分解されると尿酸が生成されます。
過剰なプリン体摂取により尿酸値が上昇し、
高尿酸血症を引き起こす可能性があります。

◎痛風

高尿酸血症が続くと、
尿酸が関節に結晶化し、
痛風発作を引き起こします。

◎腎結石

尿酸が腎臓に結晶化して腎結石を形成することがあります。
これにより腎臓の機能が低下するリスクがあります。

◎腎機能の低下

長期間にわたり高尿酸血症が続くと、
腎臓に負担がかかり、
腎機能が低下する可能性があります。

◎心血管疾患のリスク増加

高尿酸血症は心血管疾患
(例えば高血圧や動脈硬化)の
リスクを増加させることが示唆されています。


■プリン体と痛風の関係

ここからは痛風に絞り解説します。
上記でも触れた通り、
プリン体を摂取

プリン体分解の為に尿酸が生成

尿酸値が高くなる

痛風になる
と言うのが一般的に言われる痛風原因です。

◎プリン体の摂取目安量

プリン体の1日摂取目安量は400㎎です。
ただ、痛風や高尿酸血症等のリスクが高い方は
1日200~300㎎に制限される事があります。


■プリン体と食材

では一体どんな食材にプリン体が多く含まれるのでしょうか。
下記一覧です!

◎プリン体が多い食材一覧

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帝京大学薬学部理化学講座 薬品分析教室 金子希代子教授提供

こう見ると
ちょっとびっくりする様な食材もありますよね。
例えば、
煮干し746㎎/100g、
干し椎茸379㎎/100g、
鰹節493㎎/100g
と健康に良いとされている食材達が
高プリン体です💦

◎ビールは意外と少ない

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上の一覧表にはありませんが、
「プリン体が多い」というイメージが強い
ビールは350mlで12~25㎎と意外と少ないんです。
なんなら、
ダイエットや健康のイメージが定着している玄米は
37㎎/100gとビールよりもはるかに多いんです💦
これはちょっと意外ですよね( ゚Д゚)

◎ビール=痛風のイメージはなぜ?

そこまでプリン体が多くないビールにも関わらず
こんなにも痛風のイメージが根強いのはなぜなのか。

答えは、腎機能が低下するからです。
ビールを飲む

アルコール摂取

腎臓の機能低下

尿酸の排出機能が低下

尿酸値が上がる
というシステムですね。

◎プリン体0のビール

「糖質0」
「プリン体0」
のビールが市販で販売されていますが、
別にそんなにプリン体も多くないので
普通のビールでも良い気がします。
むしろ、本来旨味成分として重要な
糖質やプリン体を取り除く事で、
別の旨味成分を足す必要があります。
例えば、
アミノ酸調味料、
カラメル色素、
人工甘味料、
などなど。
むしろこういった食品添加物系こそ
気にする必要がありますからね。

◎トレーニーこそ危険

冒頭に示した
「健康意識が高い方、トレーニングをしている方こそリスクが高い」
という理由について!

ここまでで何となく気付くかと思いますが、
玄米100gあたり37㎎
鶏ささみ100gあたり153㎎
鶏手羽100gあたり137㎎
牛レバー100gあたり220㎎
するめイカ100gあたり186㎎
こういったトレーニングを積極的に行い
高タンパク質の食事を好む方が食べる食材は
かなりのプリン体量なんです。。。


■お勧めのタンパク質

お勧めのタンパク質とは言っても
一概には言えませんし、
どの点においてお勧めなのかにもよって変わります。
って事で今回は
「尿酸値を上げにくいタンパク質」
という観点で!

◎卵=タンパク質7g/プリン体10㎎程度
◎マグロ=タンパク質23g/プリン体157㎎
◎カツオ=タンパク質20g/プリン体210㎎

卵は分かるけど
マグロとカツオはプリン体多くない?
て感じですよね。

マグロとカツオには尿酸値上昇を
防ぐアンセリン(アミノ酸)が含まれる

尿酸値が上がりにくいという観点では優秀な食材です。
ちなみにアンセリンは
抗疲労効果、
活性酸素除去、
乳酸の除去作用もあります!


■プリン体も必要

ここまでボロクソに批判してきたプリン体にも
重要な役割があります。
「代謝」です。
筋肉や骨などの細胞が
生まれ変わる際にプリン体が必要になります。

体内貯蔵されている
プリン体の70~80%は内因的に生成させ、
残りの20~30%は食事から作られます。
当然その許容範囲をオーバーしたらアウトです。

■プリン体が原因で太る?

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「プリン体は太る」というイメージを
持たれている方も多いかと思いますが、
結論、
プリン体が原因で太る可能性は低いと考えられます。
お酒を飲む=プリン体を摂取する=太る
では無く、
あくまでもお酒に含まれる糖質や
アルコールそのものが原因だったりします。

安心して下さい
とは言いませんが、
肥満という観点においては
そこまで気にする必要は無さそうです。


■痛風の予防

なんだかんだ言って
痛風予防には生活習慣の見直し
一番です。

▪摂取カロリーを抑える
▪水をたくさん飲む
(利尿作用により尿酸を外に排出しやすくなる)
▪適度な運動を実施する
(強度が高過ぎる運動はNGです)
▪精神的ストレスを下げる
▪プリン体が多い食材を避ける
※症状が酷い場合は、薬の服用になるかと思います。
尿酸降下薬など

基本的な事ばかりですが、
結局一番大切なんです!

■まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!
健康の為
筋肉の為
ダイエットの為
と思って食べていたあの食材が意外と危険だった。。。
そんなショッキングな内容でしたが、
知っているのと知らないのとでは
大きな違いが生まれます。

記事内にも添付してある
食材別のプリン体含有量をざっくり把握し
日常の食生活から少しずつ少しずつ
気を付けていきましょう!
まずはそこからですね(^^)

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